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2009.10.21 (Wed)

GMの新型HV シボレー ボルト、燃費98km/リットルは本物か?

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GMは11日、2010年に発売予定のプラグインハイブリッド車、新型シボレー『ボルト』の市街地燃費が、230MPG(マイル・パー・ガロン=約98km/リットル)になるとの見込みを明らかにした。日本でも12日、各種報道で「夢の100km/リットル車登場!!」と騒がれているが、この燃費は現行の米国燃費基準とは異なる方法で計測された数値であることに注意する必要がある。

まずは、ボルトのメカニズムを紹介しておこう。プラグインハイブリッド車のボルトは、家庭用コンセントからも充電できるのが特徴だが、GMが「エクステンデッドレンジEV」と呼ぶように、基本はモーターのみで走行。エンジンを充電専用としている点が、同じハイブリッド車のトヨタ『プリウス』との最大の違いとなる。

ボルトのモーターは最大出力150ps、最大トルク37.7kgmを発生し、最高速度は161km/h。2次電池は蓄電容量16kWhの大型リチウムイオンバッテリーで、充電時間は120Vコンセントで約8時間、240Vコンセントで約3時間だ。

フル充電時の最大航続距離は40マイル(約64km)。バッテリー残量が少なくなると、発電用の1.4リットル直4エンジンが始動。ジェネレーターを回して、モーターに電力を供給するとともに、バッテリーを充電。その結果、航続可能距離は480km以上まで伸びる。「エクステンデッドレンジEV」という名前の由来は、エンジンを回すことで走行距離を延長する電気自動車、という意味が込められている。

さて、GMが主張する230MPG(約98km/リットル)の市街地燃費だが、EPA(米国環境保護局)が年内に導入予定の新燃費基準に基づいている点に留意したい。

EPAの新燃費基準は、プラグインハイブリッド車やEVなど、モーター主体で走行する車両に適用を予定しているもので、GMはこの基準に基づいて、ボルトの試験車両で燃費を計測。まず、バッテリーだけで走行可能な40マイル(約64km)を走行。そこからさらに11マイル(約18km)、充電用エンジンを回しながら走り、トータル51マイル(約82km)を走行した時点で、燃費を計測した。この間、ボルトは0.22ガロン(約0.83リットル)のガソリンしか消費しておらず、結果、230MPG(約98km/リットル)という驚異的な燃費になるわけだ。

この燃費を実現するには、バッテリーはフル充電状態であることが前提。バッテリー残量が少なければ、エンジンの作動時間が長くなるわけで、当然、燃費は98km/リットルよりも悪化することになる。

米国で販売する全新車の燃費を審査するEPAは11日、GMの発表について、「EPAは現在、年内の公表を目指して新燃費基準を策定中。EPAはボルトの燃費を計測しておらず、GMが発表した230MPGの燃費は、公的に認定されたものではない」との声明を出している。

また、一部メディアはボルトの230MPGの燃費をプリウスと比較し、「ボルトの燃費はプリウスの51MPG(約22km/リットル)の4.5倍」と報じているが、計測方法が異なるため、意味がない。

しかし、この「230MPG」のインパクトは強烈。他社に与えた影響も大きく、日産はソーシャルネットワークサービスの「Twitter」において、「新型EV『リーフ』の燃費は、EPAの新燃費基準に照らすと、367MPG(約156km/リットル)になる」との見通しを示し、ボルトをかなり意識している様子だ。

GMは「230MPG」のフレーズをキャンペーン名称として使っており、「世界一の燃費性能を達成」と、ボルトの燃費の良さを大々的にPR。2010年後半のボルト発売後には、「実燃費はたいしたことない」と言われなければいいのだが……。


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00:22  |  GM  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2009.06.18 (Thu)

GM、マイルドハイブリッド廃止へ…シボレーとサターン

GMは2009年モデルをもって、シボレー『マリブ・ハイブリッド』とサターン『オーラ・ハイブリッド』『ビュー・ハイブリッド』を廃止することを明らかにした。

これら3台は、2006年にGM(モーターやインバーターは日立製)が開発した「BAS」(ベルト・オルタネーター・スターター)システムを搭載。BASは、いわゆるマイルドハイブリッド方式で、定格電圧36Vのバッテリーと小出力モーターが、発進時のみエンジンをアシストする簡易ハイブリッドだった。

マイルドハイブリッドは、トヨタ『プリウス』などのフルハイブリッドと比較して、劇的な燃費改善効果が期待できない。例えば、マリブ・ハイブリッドの米国EPA燃費は市街地11.1km/リットル、高速14.5km/リットル。これはマリブの4気筒ガソリン車の市街地9.4km/リットル、高速14km/リットルと大差ない。

そんな事情からGMは、マリブ・ハイブリッドと、ペンスキーへの売却が決まったサターンブランドのハイブリッド2車について、2010年モデルには設定しないことを決定した。

トヨタも2001年、『クラウン』に「マイルドハイブリッド」を設定するが、現在は燃費改善効果が大きいフルハイブリッドに移行している。マイルドハイブリッド廃止は、時代の趨勢といえるかもしれない。

しかし、GMは2008年3月のジュネーブモーターショーで、新しいBASを発表。コンセプトカーのサーブ『9-Xバイオパワーハイブリッド』に搭載した。新BASは、2次電池にリチウムイオンバッテリーを採用するなどして、燃費性能を大きく向上させている。

GMは新BAS搭載車を2010年に市販し、年間10万台規模で販売したい考え。2009年モデルでいったん姿を消すBASだが、1年後には起死回生の復活を遂げそうだ。

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08:04  |  GM  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2009.06.18 (Thu)

GM 破産…サーブはスウェーデンのスーパーカーメーカーへ売却

GMは、サーブブランドをKoenigsegg(ケーニグセグ)社に売却することで暫定合意したと発表した。今年7 - 9月に正式契約を締結する予定で、売却額は公表されていない。

ケーニグセグ社は、スウェーデンのスーパーカーメーカー。1996年に『CC』を発売し、2006年には『CCX』をリリースした。4.7リットルV8ツインスーパーチャージャー(806ps)は、0-100km/h加速3.2秒、最高速395km/hという世界最高峰の性能。E85バイオエタノール燃料対応の『CCXR』では、その最大出力は1018psに進化している。

また、ケーニグセグ社は3月のジュネーブモーターショーでEVコンセプトカー、『Quant』(クワント)を発表。ガルウイングの未来的なフォルムを持つ4シータースポーツで、512psを発生するツインモーターを搭載。0-100km/h加速5.2秒、最高速275km/hの驚異的なパフォーマンスを発揮するという。

ケーニグセグ社は、同じスウェーデンメーカーということもあり、かねてからサーブブランドの買収に意欲的だった。GMはサーブブランドの売却額を公表していないが、両社は今年7 - 9月に正式契約を締結する見込み。EIB(欧州投資銀行)がスウェーデン政府の信用保証を受けた上で、新生サーブに6億ドル(約584億円)を融資する。

間もなくデビューが噂される次期『9-5』をはじめ、サーブ各車のパワートレーンなどは、当面GMが供給。また、サーブ車の生産は、引き続きスウェーデンのトロールハッタン工場で行う。

欧州GMのカール・ピーター・フォスター社長は、「サーブは大きな可能性を秘めたブランド。ケーニグセグ社の傘下で、さらに飛躍すると確信している」とコメント。サーブのジャン・ジョンソン取締役は、「今回の合意は、サーブの顧客、従業員、サプライヤー、販売店関係者など、すべての人に有益なもの」と強調した。

GMは1日、日本の民事再生法に当たる連邦破産法11条(チャプター11)の適用を申請し、経営破たん。いったん国有化されたうえで60 - 90日以内に破産手続きを終わらせ、「シボレー」「ビュイック」「GMC」「キャデラック」の4ブランドに絞り込み、スピード再建を目指す。「オペル」「ハマー」「サターン」に続いて、サーブの身売り先が決定したことで、GM再生に向けたブランドのスリム化に、一応のメドがついたことになる
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07:56  |  GM  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2009.06.03 (Wed)

GM 破産…ヤナセによる取り扱いは継続

ヤナセは、1日に米国ゼネラルモーターズ(GM)がチャプターイレブンの適用を申請、経営破たんとなったが、GM車の取り扱いについては今後も継続すると発表した。販売・アフターサービスともにこれまでと同様に行う。

GM日本法人のゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパンからは「業務は通常通り継続する」との連絡を受けたとしている。

キャデラック、ビュイックを創業ブランドとして、1915年以来、取引を続けているヤナセグループでは、今後もヤナセグローバルモーターズを中心とするヤナセGMネットワークを通じて、販売・アフターサービスとも、これまで通り事業を継続する方針だとしている
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08:50  |  GM  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2009.04.28 (Tue)

GMの経営再建計画見直し案…ポンティアック ブランド廃止へ

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GMは27日、経営再建計画見直し案を発表した。2010年末までに「ポンティアック」ブランドを廃止。約7000人の追加人員削減、6工場の追加閉鎖、販売店の4割削減など、2月に発表した計画よりも一歩踏み込んだ内容だ。

GMが2月に発表した経営再建計画では、全世界で4万7000人の従業員削減、米国内47工場の一部閉鎖、米国内8ブランドを4ブランドへ縮小、などのリストラを行うことを約束。その上で、米政府に対して、最大166億ドル(約1兆6100億円)の追加支援を要請していた。

しかし、オバマ大統領はこの計画を「内容が十分でない」として却下。GMは新たな再建計画の提出に迫られていた。今回発表の見直し案は、6月1日が提出期限の再建計画の土台となるものだ。

見直し案で注目されるのは、ポンテアックブランドの2010年末までの廃止。同ブランドは1926年設立で83年の歴史を持ち、現在ではGMの中堅ブランドとして米国、カナダ、メキシコで販売されている。

ポンテアックの米国での現行ラインナップは、『G5』『G6』『G8』『トーレント』『ヴァイブ』『ソルスティス』の6車種と少なく、販売店の多くが「ビュイック」や「GMC」ブランドも併売している。そのため、ブランド廃止が比較的簡単だったとされる。

また、継続するブランドは、「シボレー」「キャデラック」「ビュイック」「GMC」の4つへ正式に絞り込んだ。これにより、「サターン」「ハマー」「サーブ」の3ブランドが、2009年末までに売却される方向で確定した。

人員削減に関しては、米国内で約7000人を追加削減。車両組み立てやパワートレーンの工場も、6か所追加閉鎖し、現在の47工場を2010年末までに34工場に縮小する。ディーラーは全米6246か所を2010年末までに3605か所へ、約42%と大幅に減らす。

GMは同時に、270億ドル(約2兆6200億円)社債保有者に対して、債務の株式化を要請。これが実現できなければ、5月中にも破産法の適用申請を検討する方針を明らかにした。GMの再生計画が、いよいよ瀬戸際を迎えようとしている。


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13:58  |  GM  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
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